[2021.04.02]
社内研究制度のご紹介
弊社には月20時間を限度として、社内で個人的にやってみたいアプリ研究・開発にチャレンジできる制度があります。
研究対象はある程度、個人の裁量で設定でき、新しい単体試験手法、Pepper、AI等々、様々な部門に挑戦でき、研究の着手も簡単な申請手続きで、手軽に着手できるようになっています。
VRアプリの基礎研究
今回、社内研究制度の一例として、ご紹介するのは、2016年より市場が伸び始めた「VR(バーチャル・リアリティ)」に関する個人研究の取り組みです。
弊社としてはVRアプリの開発実績はありませんが、社員の技術力向上を目的として新しい技術への調整を奨励しています。
まず、ここで述べるVRアプリでは以下のことができるアプリを想定しています。
・コンピューターグラフィックスにより、仮想現実を作り出すことができる。
・専用の端末であるVRデバイスを通して、仮想現実を体験することができる。
・身体動作などのモーションも仮想現実に取り入れることができ、現実に近い体感を与えることができる。
VRアプリでは、主に以下の開発を行い、アプリとして実現します。
「ユーザ自身を投影するアバターの作成」、「ユーザの動作を伝えるスクリプトの作成」、「ユーザが体験する仮想現実モデルの作成」
開発環境
開発環境は主に以下の環境を利用しています。
・ Unity 2018.4.20f1 (64-bit) [主環境]
・ Microsoft Visual Studio Community 2019 Version 16.5.4(C#) [スクリプト]
・ Oculus Quest [VRデバイス]
研究目標
研究の主目標は、プロダクトとしてのVRアプリの製品化では無く、VRアプリの作成過程において、使用される様々な技術に触れて
プログラミング言語や設計思想の学習、新規ビジネスのアイディア創出を行うことにあります。
作りたいもの:電子会議室
2021年現在、取り組んでいるVRアプリは「電子会議室」です。
「電子会議室」は以下の特徴を備えています。
・仮想空間上で作成した会議室で、人数や会議内容に応じたスペースを提供する。
・遠方のクライアントとの打ち合わせやチームでの作業も仮想空間上で行うことで、移動や準備の時間が削減できる。
このような仮想現実上のミーティングルームサービスは、テレワーク環境適用が広まる中、拡大していくサービスと考えておりますので
弊社としてもそれを支える技術に関して、ナレッジを蓄積できればと思っております。
まとめにかえて
今回の記事では社内研究制度の事例をご紹介しました。
弊社では、お客様のシステムに関するお悩みを解決するため、社員一同、日々、研鑽を積んでおります。
既存のシステムのバージョンアップや、クラウドサービスへの活用のご提案の他、
新しい技術を基礎としたフレームワークの構築もご要望があればご提案させて頂いております。
弊社のご提案は、多くのお客様からご好評をいただいていますので、システムに関してお悩みの際は、
まずは弊社にご相談頂ければ幸いです。